炭は多孔質で、物質を吸着する。
この特性を活かして、毒を取り除く目的で多く使われている。
ただし、吸着はしても除去はできない。
温度や気圧の変化が起きると一転、今度は毒を吐き出してしまう。
温度スイング・圧力スイングと呼ばれる現象で、大きな変化により吐き出す場合は、さんざん吸着した毒を、高い濃度で一気に放出してしまう。
溜め込んで、溜め込んで、溢れんばかりに溜め込まれた毒は、何かのきっかけで破裂するかのように吐き出すとき、猛烈な悪魔へと化身する。
私達は清も濁も吞み込んで日々を生きている。
清はともかく、濁は呑んでも溜めないように。
吸ったら吐く。溜めずに吐き出す。
炭の法則から学ぶ、ライフハック。