時間など無い

水や空気は、存在するものに名前が付けられた。

しかし時間は違う。
地球や月がくるくる回ることで起こる現象、つまり季節が巡るとか、潮の満ち引きだとか、陽が昇って沈むとか、それらの周期性を上手く利用して割り当てられたもの。

あくまでも便利な概念であって、在るわけではない。
本当に在るのは現在の一瞬だけで、過去や未来は無いとも言える。

無いとも言える過去や未来に振り回されて疲弊するのは、愚かなことに違いない。