少年の影
逢魔時、車を運転していると路肩に少年が座り込んでいた。歩道と車道との段差を利用して腰掛けるような格好だった。
「そんなところにいたら危ないよ」って言おうと車を停めて歩いて行くと、少年ではなく花が置かれていた。