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鎖に繋がれた奴隷はいない。 鞭に打たれる奴隷もいない。 飴を与え続ければ、奴隷達は逃げ出さない。安い飴でいい。 飴の選択肢が多ければ、自分達は自由だと錯覚してくれる。 飴が溢れている。 ...
お馬鹿さんなふりをする女性は多い。 子供の頃に見つけた処世術だと思う。 いつしか自分でも気づかぬうちに、いつでもお馬鹿を演じるようになる。 それって最早、お馬鹿になったに等しくはないだろうか...
象は会ったこともない先祖が見つけた水場を知っている。 人は教わりもせずに変な色のキノコや蛇を恐れ警戒する。 前世も来世もありはしない。 遺伝こそが輪廻であり神秘。
立つ鳥跡を濁さず。実際には羽も糞も残して立つけれど。 跡どころか、立つ前さえ、存在を消すことに私は憧れる。 空気のように、水のように、砂や石や草のように。 スパイや忍者のように、もののけや幽...
立ち食い蕎麦屋で蕎麦が美味かったことは、一度もない。 日本は広い。どこかに名店があるのかも知れないけれど。 安く出す使命ゆえ、蕎麦粉の割合が減るのは道理で仕方ない。 けれども、つゆの味には勝...
正義だとか、 忠誠だとか、 信仰だとか。 尊重はする。否定はしない。 強制は御免。共感もしない。
小手先が決め手のワンナイトラブとは別の話。 男が意中の女を落とすために供するべきもの。 安心と安全と安定。 安息と安眠と安住。 お金そのものではなく、 安寧を保つためのお金。 女はア...
努力するでもなく不足なく生きてきた。 お金、名誉、家族、健康、時間、交遊。 ところが、お金があってないような状況に陥り、 どうでも良いことだが、たぶん名誉も傷ついた。 確かに、身近な人に...
せんせい、さようなら。 みなさん、さようなら。 懐かしい、締めの挨拶。 新しくないが新しいスマホを手に入れた。 良い機会とばかりに、連絡先を断舎離することにした。 ついでに連絡手段も断舎...
私たち人類は、口達者であることが成功の要素になっている。いつからだろう。 定住が定着して、国単位の大集団で生きるようになってからではないだろうか。 そして通貨が発行されて以降は輪をかけて、口...
愛しているなら言葉にしなきゃ気持ちは伝わらない。 アメリカ映画みたいに「愛してる」って言いなさい。 そんなわけない。 犬を見ればいい。 言葉を交わさずとも、通じるし通じ合える。 言葉はあ...
朝日新聞に実名でペテン師 "みたい" な書かれ方をされたことがある。はっきり書けないのは私が実際にはペテン師ではないからだろうが、ちょうど一文無しの状態に転落した時期 が重なり、記事の信憑性に貢...
正義の対義は、他人の正義だ。 匂いの対義は、他人の臭いか。 電車の中、女性がバッグからおもむろにハンドクリームを取り出して塗り始めた。 隣りに座っていた女性は、あからさまに嫌な顔をしながらハ...
今も続いているだろうか。 かつての知人に聞いた話。 彼は毎朝、ジョギングが日課になっている。 ルート上、容易に飛び越えられる柵がある。 その柵を飛び越えることも、日課にしているという。 ...
低気圧が近づくと、頭痛を起こす人がいる。 しばらくの間、砂糖を断ってもらうと治る。 治まる理由は詳しく知らない。 私の知り合い数人に過ぎない。 けれども全員、その頭痛から解放された。 再...
夜明けのリスボン国際空港で私は困り果てていた。 乗り継ぎで過ごした一晩でパスポートを失くした。 海外渡航でパスポートを紛失するとは致命的だ。 見つからなければ、すべての予定は白紙になる。 ...
プラハ国際空港でユーロを引き出そうとした。 機械は私のカードを飲み込んだまま沈黙した。 担当のお姉さんは優しかったが、何もできなかった。 管理する銀行が東京と連絡を取って対応を決めると。 そ...
事件と呼ぶべきか、事故か。 とにかく、やってしまった。 セルフカットのバリカンで、最長と最短の設定を間違えてしまい坊主頭に。 学生時代も坊主を強制する部活との縁はなく、五十を過ぎて人生で初め...
娘がスマートフォンを買い替えた。 手放したスマートフォンを貰った。 iPhone SE3 という機種。 小型軽量、傑作だと思う。
食べ物のアメリカナイズはすごい。ピザもタコスも惣菜パンとなり、寿司はマヨネーズ味のロールに変わり、コーヒーはもはやスイーツだ。 その魅惑は私にだってわかる。しかし、食べることの第一の目的が必...


